合縁・雇用調査はどのようなときに行う？調査内容なども合わせて紹介

合縁・雇用調査とは何か？

合縁・雇用調査とは、結婚などの異性関係の相手や会社の人材に不適切な事情がないかを探偵事務所に調査してもらうことです。

合縁とは、人間関係に縁があり、気が合う人の組み合わせを意味します。健全な合縁であれば、恋愛や結婚がうまくいきやすく、新しく出会う家族にも受け入れてもらいやすいでしょう。仕事面であれば働く人が健全であればあるほど経営もしやすくなります。
しかし、こうした新しい人間関係は、多くの場合は、付き合ってみなければ分かりません。理想的に見える異性と付き合ったとしても、その人が浮気していたり、お金にだらしなかったりなど、今後の生活で致命的な欠点があれば関係を絶たざるを得ないこともあります。また仕事においても、上司の立場から一見素性が良さそうな人を採用しても、後で経済事情や人間関係などで不適切な事情が発覚することもあります。万が一、その人がトラブルを起こしたときは、会社が経営危機に陥ることも考えられます。

新しい人間関係を作った後で相手側のよからぬ事情を知って後悔しないために、合縁・雇用調査を取り扱う探偵事務所があります。

合縁・雇用調査はどのようなときに依頼すれば良い？

調査には相応の費用がかかります。そのため依頼が必要な状況を知っておくのが大切です。合縁と雇用に分けて依頼にふさわしい状況を紹介します。

合縁調査の場合

合縁調査は、主に恋愛や結婚といった異性関係をこじらせないために利用します。以下が合縁調査の依頼が考えられる代表的な理由です。 

• 家族同士の関係にも重要な結婚で失敗したくない
• 結婚しようと思っている相手の人間関係や経済事情を調べておきたい
• 親が交際を認めてくれないので、相手に何かやましい事情がないか知りたい
• 親の立場から、子どもの結婚相手が健全かどうか知りたい
• すぐに心構えができるように相手の家族がどんな家柄か知りたい

主に異性関係を結んでいる当事者から相手の人間関係や経済面で不適切な事情がないかを依頼することと、親の立場から子どもの交際相手が結婚にふさわしいかどうかを調べたいといった2つのタイプに動機が分かれます。

雇用調査の場合

雇用調査は、新しく雇う人に不適切な事情がないかを明らかにします。以下に主な依頼動機を挙げます。

• 経営している会社に理想的に思える人材だが、履歴書に不審な点があるので、内容に嘘がないか知りたい
• ヘッドハンティングによるものも含め、新規採用している人が信頼できるか知りたい
• 新規採用を考えている人が反社会勢力とつながっていないか確認したい
• 新しく採用する人物の借金状況が分かるようにしたい
• 特殊なジャンルの仕事を扱っているので、それに見合った人材か知りたい
• 会社で働いている人に不審な動きがあるので、何があったか確認してほしい

新規人材の採用は何度もあり得ることなので、予算の関係上全ての人材調査は不可能でしょう。あくまでも会社に応募してきた人や働いている人にネガティブな意味で気になる動きがあった場合に依頼することが考えられます。 

合縁・雇用調査の流れは？

初めて新しい人間関係の相手の素性を調査する上で、合縁・雇用調査のプロセスを知っておくのは大切です。依頼者は事前に、相手側に関してすでに知っている情報を整理しましょう。可能であれば依頼者自ら調査対象者の行動をチェックし、メモにまとめると良いです。正しい情報の量が多いほど調査もスムーズに進みやすく、正確な結果が得られやすくなります。間違った情報が含まれていると調査に混乱が生じますので注意しましょう。 

必要な事前情報を集め終わったら、探偵事務所に相談しましょう。料金の見積もりへと続きますが相談から見積もりまでは無料です。見積もりに同意したら、事前に依頼者が提示した資料をもとに探偵が相手側の身辺調査に向かいます。調査が完了次第、結果報告と料金の支払いが行われます。 

調査で全てが解決するわけではない

合縁・雇用調査で注意すべきことは、結果が分かることで依頼者の問題が解決されるわけではありません。探偵はあくまでも依頼者の身辺を調べ、調査結果として依頼者に決断のヒントを伝えるだけです。合縁調査で結婚などを考えている相手に不適切なことがあっても、交際を続けるか別れるかは依頼者に委ねられます。会社で新しく採用した人物に借金といった事情があったとしても、その人の採用を取り消すかそのまま働かせるかも会社側に一任されます。
調査結果で知ったことを参考に、依頼者が最終的な判断を下します。探偵事務所に全てを委ねようと思わず、結果報告に備えて依頼者自身の中で決断の基準を決めておくことも大切です。

まとめ